Oboro Zakki-Cho
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病院ネタが続きますが…03年度の消防庁のデータが公表され、それによると全国で救急搬送された人は約457万人、うち4万人近くが最初に運ばれた病院で対応できずに転送させられ、そのうち重傷救急患者が9000人以上にのぼるということが明らかになりました。
ところが病院に搬送されたあと救急車が一旦引き上げてから対応できず、さらに救急車で搬送された場合は「転院搬送」ということで、この転送には含まれていません。実態は10万人以上の重傷者が「転送」されているとも言われます。

当然ながら、重傷者の転送は死亡率の上昇を意味します。
人ごとではなく、私の妹の旦那も脳梗塞で倒れた時に「転院搬送」させられました。
職場で不調を訴え最初の病院に行った際に専門医がおらず、検査だけされて別の病院に転院するハメに。幸い転院先には脳外科ではたいへん有名だという先生がおられて一命をとり留めました。それでも三時間という予定ではじまった手術は倍の六時間もかかり、待合室で長い不安な時間を過ごしました。

どうしてこういう事が起きるかというと、日本の救急搬送のシステムに問題があります。
救急車が到着すると、まず救急隊員が患者の容態を判断するのです。それによって外来治療で済むという場合は「初期救急病院(休日診療所など)」、入院が必要だと判断されると「2次救急病院」、生命の危機のある重篤者を「3次救急病院(救急救命センター)」にそれぞれ搬送されます。
たとえば事故の場合など、ここで内蔵の損傷などが見落とされると適切な治療が受けられない可能性が高くなります。

なおかつ都道府県によるバラツキがあります。救命救急センターは人口80万人に1カ所の割合で設置されるため、県に1カ所しかないところもあり搬送まで時間がかかりすぎてしまう場合があります。重症者の90%近くが救命センターで治療を受けている県と、7%しか搬送されていない県との落差は大きすぎます。

さらに『田舎のおきて』というモノがあるとのこと。地域によっては「患者は症状に関係なく地元の病院へ」運ばなくてはいけないという暗黙のルールがあるのだとか! 理由は「地元の病院の患者が減る」ということだそうです。。。

2次救急病院では、日中昼間だけ救急患者を受け入れるというところもあります。例えば、くも膜下出血の患者の場合、患者1人あたり300~400万の儲けが出るそうです。ただし夜間の救急体制を整えるのは費用がかかるのでやらない。2次病院が効率的に儲ける手とか。

対してカナダやアメリカの場合は救急患者は軽傷・重傷を問わず、全てER(救急室)に運ばれます。NHKが現在も放送している人気ドラマでご存知の方も多いと思います。ここで医師の手に依って診断と初期治療が行われ、その後専門医の治療を受ける事になります。つまりシステム上「転送」はゼロです。

先に書いた「地下鉄サリン事件」の際もトリアージと救急搬送が大混乱に陥りました。
救命救急センター側でも、どんな患者にも対応できる医療機関に搬送できる体制をつくるべきだと指摘はしています。ただそのセンターでさえも常に人手不足に悩まされています。常時対応できる体制をとるには少なくとも救急医6人と専門医14人が必要とのことですが、全国186施設で専任医師は平均9人うち救急医は4人しかおらず、60施設では救急医が2人以下しかいません。

健康な時には全く気にしていない問題ですが、万一のときのことを考えてご自分の地域の体制を知っておくことが、自分や大切な人の命を守ることになると思います。



しっかし、ねぇ、この3月に入ってからウチの回り道路工事だらけです( ̄。 ̄
毎年の恒例行事。そんなに予算がいつも余るなら、もっとこういう事にまわせないものなんですかねぇ…
国庫でも、20年も一度も使われない「国産でんぷん買い支え」という予算が毎年何億円も計上されたりしてるようで…
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