Oboro Zakki-Cho
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 世界的に広がりを見せる、強毒性H5N1型鳥インフルエンザ。
 もし人から人へ直接感染する新型インフルエンザと変異した場合、
 爆発的な流行が懸念されているが、唯一の治療薬とされる「タミフル」は
 とても世界中の人間に行き渡る量は無い。
 その「タミフル」のコピー薬をブラジルの製薬会社が開発。
 かつて米食品医薬品局にエイズのコピー薬を認めさせた例をあてはめ
 それを武器に大統領選に打って出ようとする政敵を亡き者にしようとする現職大統領。
 大統領はタミフルの製造会社と深く繋がっていた。
 彼は ゴルゴ13に仕事の依頼をする・・・

え~上記は、漫画『ゴルゴ13』の1エピソードで、あくまでフィクションですが (^^;

報道に依りますと、東大大学院の柴崎教授のグループが「タミフル」の化学合成に成功したということです。
「タミフル」はスイスの製薬会社ロシュが独占製造をしている薬で、インフルエンザの特効薬というのはご存知のことと思います。
原料は中国で穫れる‘八角’という果実の成分シキミ酸が使われます。八角は「タミフル」の原料として脚光を浴びるまでは産地でもまともに収穫さえ行われないような、非常に安価な作物だったそうです。
新型インフルエンザにも効くとされているため世界中で備蓄が進められていますが、原料が農作物ですから安定供給に不安がありますし、高価なために思うような備蓄は日本でもできていません。

その「タミフル」の石油からの化学合成を、東大大学院薬学系研究科の柴崎正勝教授のグループが開発に成功したということです。
この製造法は‘不斉触媒’という技術が用いられ、日本はこの分野で世界をリードしているとのこと。
東大はこの製法の特許を出願しましたが、「タミフル」の製造権はロシュ社にあるので許可無しに作る事はできません。今後はロシュ社との話し合いが最大の課題になります。

製薬会社は新薬の開発に膨大な資金や設備をつぎ込んでいるため、おいそれと同じ薬の製造開発を許したりはしません。
上の‘ゴルゴ13’のあらすじに書かれている‘エイズのコピー薬’というのは、実際に南アフリカで既存の抗エイズ薬と同じ成分の薬(コピー薬)が製造された時に、アメリカはコピー薬の使用に米食品医薬品局の許可がいるとして、事実上認めませんでした。アフリカのエイズ対策には巨額の基金を拠出しているにもかかわらず。
こうした姿勢が非難され、米食品医薬品局は05年1月にアメリカ国内での販売は禁止するが、支援資金でこのコピー薬を買うことは認めるという苦肉の策を打ちだします。

ロシュ社もこれまでに発展途上国(中国とインド)の会社に対してだけ、「タミフル」のコピー薬の製造を許可しています。
柴崎教授グループの成果は原料も製法も違うのでコピー薬とはいえないかもしれませんが、先進国の安価な安定生産に道を開く技術に対して、利益を独占してきたロシュ社はどう対応するでしょう。

フランスでも飼育されている七面鳥の鳥インフルエンザによる大量死が起きています。H5N1型だった場合、EU圏内初の事態です。
すでにインフルエンザウイルスは、その2割が「タミフル」に耐性を持っているともいわれます。
柴崎教授グループの製造法を応用すれば、タミフル耐性ウイルスに対しても新薬を開発できるかもしれないとのこと。

これは世界中の人の命にかかわる、重大なことかもしれません。
というか、既に時間との戦いかもしれませんね。
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人命にかかわることだから
今すぐ行動を始めて、研究室レベルからプラントレベルまで持ち上げるのに、、、戦時中の戦闘機や戦艦並みの開発エネルギーでかかって、、、。

歴史に後手とか、不手際、救えたのに、と言われない最大限の努力が必要ですね。出来てたのに作れなかった、原因は技術力でなく、政治や制度(特許)のせい、なんて恥ずかしいですね。

その哀れな被害者にもなりたくはないし、、
【2006/02/26 Sun】 URL // やま # [ 編集 ]
ほんとうに…
フランスの鳥インフルエンザもH5N1型でした。
今までは家畜と濃厚接触している人しか感染していませんが、ウイルスはいつ変異するかなど誰にもわかりません。急いで欲しいですね。
発生したら現代の交通システムでは、未曾有の大流行は避けられないでしょうから…。


発展途上国とされる中国とインド。
タミフルの生産を許可しているのは、人口が世界1、2位の国でアウトブレイクしたら大事という、人道的見地からなんですね。


しかし両国ともGDPは世界の10指に入り核ミサイルまで持ってます。
なんか違和感あるな~。(_ _;
(確かに国民一人当たりで換算すると中国は日本の20分の1以下、
 インドはさらにその半分ですが)
【2006/02/26 Sun】 URL // NOB # [ 編集 ]

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