Oboro Zakki-Cho
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高橋亮子は70年代~80年代にかけて、小学館「少女コミック」で活躍していた漫画家。『つらいぜ! ボクちゃん』などの明るく快活な青春漫画で人気を拍していたが、1977年頃に連載された『坂道のぼれ!』はそれまでの自身の作品や通常の少女漫画とは、大きく異なるモノでした。

主人公・柚木亜砂子は落第した転校生、彼女が出会う新田友は悪い噂を持つ不良、その弟・純は不治の病といった設定。大人の言うことには従えず、かといって何もかも捨てることもできずにいる亜砂子と友。偏見のなかで少しづつ心を通わせ会い、二人はお互いを大切な存在と認めあうが、物語はそのまま終わってしまいます。

主人公というのは大概、夢や目標があり、多くの場合それを実現するための才能が元々あり(笑)、努力して道を切り開いてゆくというキャラクターですが、(そうじゃないと物語が展開しない)『坂道のぼれ!』の登場人物達は逡巡し、一歩を踏み出せず、純に至っては自ら時を止めてしまう。

漫画作品として考えると、今一つ魅力に欠けるという感は否めないのは、未来のわからない“普通”の人間が思い悩んでいる姿を描いただけの物語だからでしょう。
それ以降も高橋亮子は作品としての評価とは別に、人は才能の有無に関らず、夢がなかろうと、退屈であろうと、絶望の中にいようと、生きていかなくてはならないということを提示します。

日常を暮らす私たちが漫画や物語に求めるモノとはかけ離れた、あまりに平凡な人々の話。何も無くても生きていかなくてはならないという現実。だからこそ今でも忘れられないのかもしれません。

写真は、小学館フラワーコミックス第2巻 ISBN4-09-130422-2 C07279 の表紙




坂道のぼれ!
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テーマ:少女マンガ全般 - ジャンル:アニメ・コミック


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