Oboro Zakki-Cho
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先の記事でちょこっとだけ出てきた「イナズマン」。漫画家の故 石ノ森章太郎氏の作品です。
石ノ森氏といえば、「仮面ライダー」に代表される変身ヒーローものや、「秘密戦隊ゴレンジャー」などの戦隊シリーズを創られた巨匠です。
テレビで放映された特撮ヒーロー番組は大人気となりましたが、荒唐無稽、勧善懲悪の主人公たちはいかにも子供向けでした。(私も喜んで見てましたが)

しかし原作である氏の漫画はというと、うってかわって暗く重い作品となっているのです。
その中でも悲劇的なストーリーが『人造人間キカイダー』です。

人造人間キカイダー 第1巻 (1)
本作も70年代に実写版特撮ヒーローものとしてテレビ化されましたが、最近になって、原作により忠実になおかつ実写版の要素なども盛り込まれた『人造人間キカイダー ~The Animation』が制作されました。

人造人間キカイダー THE ANIMATION DVD-BOX
人造人間キカイダー THE ANIMATION DVD-BOX


良心回路を持つロボット(キカイダー)のジロー。
心を持ったロボットであることに苦しむジローと、ロボットであるジローに想いを寄せるミツコや弟のマサルとの交流、ジローを狙うプロフェッサー・ギルと“ダーク”のロボットたちとの闘いが、哀しみとともに描かれています。

石ノ森氏の描く異形の主人公たちは、手塚治虫氏のそれとは明らかにスタート地点が違います。
手塚作品の「鉄腕アトム」のロボットのアトム、「どろろ」の百鬼丸、「ブラック・ジャック」のピノコなど生い立ちや宿命は違えど、その誕生は科学者や医者の社会的正義とか信念、善の意志の元に誕生しています。
対して石ノ森氏の「サイボーグ009」の00ナンバーたち、「仮面ライダー」の本郷猛、そしてジローなどは悪の意志によって兵器として創られます。そして、己の体に畏怖し、深い悲しみを味わいながらも、自分と同じ境遇である改造人間やロボットと戦わなくてはいけないという運命が待ち構えています。

ジローもダークのロボットとして、光明寺博士の手によって創られますが、ギルの野望に気がついた博士は、ジローに良心回路を取り付けて逃がします。
ジローは博士の娘であるミツコと心を通わせながらも人間ではない事に苦しみ、人間になりたいと願います。
彼らを追う“ダーク”のロボットは、ジローを破壊するためなら善悪も手段も問わず自らの犠牲も厭わない。ジローは戦うために変身する醜い“キカイダー”の姿をミツコには見せたくないと悩み、“兄弟”であるロボットと殺しあわなくてはいけないという運命に悲しみ、光明寺博士の脳を移植された強敵ハカイダーや不完全な良心回路につけこむギルの魔の手に苦しむこととなります。


キカイダー01 THE ANIMATION コレクターズDVD-BOX
キカイダー01 THE ANIMATION コレクターズDVD-BOX

そして続編である『キカイダー01 』では01(ゼロワン)、00(ダブルオー)などの仲間がジローの元に加わり共に戦うこととなりますが、物語のラスト、彼らは敵に捕らわれ服従するように改造されてしまいます。
ジローも服従回路を取り付けられてしまいますが、良心回路と服従回路が体に埋め込まれた影響によって、ジローは“嘘をついて”敵を“欺く”ことができるようになります。

不完全な良心と完全な悪を行うことができる心を持つようになったジローは、夢に見ていた“人間”になることができたのです・・・
そして最後は自分に向かってくる改造された仲間達との決戦が待ち構えます。
果たしてジローは・・・




石ノ森氏はこうして、心と肉体とは何か、人間であるとはどういうことかということを、問いかけてくるのです。




もちろん本作はアクション・ヒーローもののアニメとしても楽しめますが、こうなるとお子様向けであるとは言えませんね。
ミツコが壊れたジローの体を修理するシーンなどは、まるで男女の営みのように艶やかに見えたりしますし…(*^^*)
また、『キカイダー01 』のDVD BOXには特典として、その後のジローの姿を描いたエピローグ、「ギターを持った少年 ~イナズマンvsキカイダー」が収録されています。

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テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

今、ちょうど
キカイダーのDVDが欲しくて、買うかどうかナヤンデルところです。
ホントいつも物欲がすごいので、ほんと困ってます。
ナヤンデルかーう人です、俺www
【2006/04/22 Sat】 URL // ZENRA-MAN # [ 編集 ]
不完全な良心回路
いい響きですよね、しみじみ、、、回路設計者として先人の苦労を偲びます。

ぼけはともかく、僕もあと、レインボーマン、ロボット刑事K、バロムワンとかもたまらず好きでしたね。毎日弟と一緒に何かと戦ってました。
子供の頃見た特撮のメッセージとか、、魂に刻み込まれてしまってますよね。走れK-100とかも取り憑かれた様に見た記憶があります。

ヲタクっていうなー、まじで子供だったんだ!(笑
【2006/04/23 Sun】 URL // やま # [ 編集 ]
ZENRA-MANさん
実写版のBOXセットですか? 私も欲しいなと思いますけど、4万円くらいしますよね~。
子供心に、サイドカーというのはカッコイイと思いました。ハカイダーとのバイクでの
バトルシーンなどもすごい印象的に憶えています。(^^
【2006/04/23 Sun】 URL // NOB # [ 編集 ]
やまさん
懐かしいですね~♪
『ケー100』の紋太って、アデランスのCMの大野しげひささんですよね。時代を感じる…(^^;
『レインボーマン』の設定は「月光仮面」の川内康範氏。日本救済限定ヒーローってのが凄いです。
“死ね死ね団のうた”は衝撃的でした。セックス・ピストルズの“アナーキー・イン・ザ・UK”なんぞ目でもない。以来これを超えるパンク・ソングは聴いたことがないですね。
インドで修行すればヒーローになれるんだと本気で思いましたよ。。。
『ロボット刑事K』。これも石ノ森氏のロボット刑事モノ、宇宙刑事モノの元祖ですね。
でもやっぱり悲惨な話です(笑) 父を殺された息子がロボットによる犯罪シンジケートを作って、人間に復讐するのを止めるのが、その姉が創った“K”ですからね。原作はテレビ版とラストも違いますよ。。。
『バロムワン』これは意外や原作は、さいとうたかを氏なんですね。絶対この変身ポーズは友達とやったはず(笑)
この作品で思い出すのは“ドルゲ君事件”です。敵の首領と同じ名前のドイツ人のドルゲ君が小学校でいじめられるというので、敵の名前を変えてくれと訴えた事件。
そのために「ドルゲという名前は実在の人とは関係ありません」というテロップが番組のはじまる時に流れたんですよね。この結果、現在の「このドラマはフィクションです、実在の~」というテロップがどのドラマにも流れるきっかけになった事件でした。

・・・語ってしまった(笑) まじで子供だったんだ! ( ̄▽ ̄;;
【2006/04/23 Sun】 URL // NOB # [ 編集 ]

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