
昨日、9年前に山口県光市で起きた母子殺害事件の差し戻し控訴審判決が広島高裁で出ました。
元少年と弁護団が新たに提示した証拠や供述が全て退けられ、一審の無期懲役を破棄し元少年に死刑判決が言い渡されました。
弁護側は即刻上告しましたが、遺族の本村洋さんにおいては応報という目的は果たせたとしても結果的に三人の人命を奪うことになるこの事件が、これからの裁判においてプラスに働くようにならなければ意味がないという旨を語っておられました。
本村さんや他の犯罪被害者・遺族の方々の苦しみや努力によって、この9年の間に被害者・遺族の救済への司法の場は少しずつ開かれてきた一方、凶悪犯罪への厳罰化も進む傾向にあります。
今回の事件の元少年も「死刑になっても仕方がないと考えるが“判例”になるのならば避けたい」ということを言っています。
来年5月からは凶悪犯罪の刑事事件裁判に一般市民が参加する、裁判員制度が行われる予定です。